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カラオケの採点機能をよく使う方は多いと思います。
ゲーム感覚で使う方もいれば、自分の歌唱力向上のために活用する方もいます。
しかし採点基準や機種をよく分からずに使っている方もいらっしゃるでしょう。
今回はカラオケの採点機能や採点基準についてお話しするとともに、点数が出やすい機種やおすすめ機種をご紹介します。
カラオケ採点とは?
カラオケ採点の種類
カラオケの採点機能にはどのような種類があるのでしょうか?
1.項目ごとに評価・採点する機能
カラオケの採点基準となる、音程・安定感・抑揚・ロングトーン・テクニック(こぶし・しゃくり・フォール・ビブラート)を項目ごとに評価・採点します。
自分の歌唱を客観的に評価してもらえる便利な機能です。
DAMの「精密採点」シリーズ、JOYSOUNDの「分析採点」シリーズが相当します。
2.ランキング
点数とともに歌った曲の全国ランキングが表示される機能です。
全国だけでなく、都道府県別のランキングも同時に表示されます。
DAMの「ランキングバトルONLINE」、JOYSOUNDの「全国採点グランプリ」が相当します。
3.企画、キャラクターもの
キャラクターが出てきて楽しみながら採点してくれるものもあります。
DAMの「シンプル採点」シリーズ、JOYSOUNDの「いきなり採点」が相当します。
また、歌いきれるかどうかに挑戦するコンテンツとしてDAMの「完唱歌い切りまショー!!」シリーズ、JOYSOUNDの「チャレンジ採点」があります。
他に、漫画やアニメのキャラクターが出てくるものとして、DAMの「onepiece採点カラオケ王におれはなる!」「DRAGONBALLカラオケ天下一歌唱会」、JOYSOUNDの「妖怪ウォッチ大採点」があります。
なお、漫画やアニメのキャラクターが出てくるものは、子どもやファミリー層が利用することを想定してか他の採点機能よりも高得点になることが多いです。
さらに、会員になると歌った曲の履歴や採点を記録したり、録音・動画や会員同士でコラボするといったこともできるようになります。
「DAMとも」、JOYSOUNDの「うたスキ」が相当します。
カラオケのおすすめ機種
カラオケ採点におすすめの機種
まず、カラオケ機種の主なものを紹介します。
カラオケ機種はおよそ2~3年おきにリニューアルされています。
DAM、JOYSOUNDで近年出されている機種は以下の通りです。
DAM(第一興商) ※()の年月は発売日
・LIVE DAM Ai(2019年10月)
・LIVE DAM STADIUM STAGE(2017年10月)
・LIVE DAM STADIUM(2015年4月)
・LIVE DAM(2010年10月)
JOYSOUND(エクシング) ※()の年月は発売日
・JOYSOUND MAX GO(2019年6月)
・JOYSOUND MAX 2(2017年7月)
・JOYSOUND MAX (2015年7月)
・JOYSOUND f1(2012年6月)
昔はJOYSOUNDは音質がよくないという話しもありましたが、2015年の JOYSOUND MAX 以降は音質も向上し、現在はDAMもJOYSOUNDも音質の差はほとんどないといっていいでしょう。
採点機能については新しい機種が出るごとにリニューアルされたり、新たな機能が加わったりしているので、最新の機種であるに越したことはありません。
DAMについては精密採点DX-Gが歌えるLIVE DAM STADIUM以降の機種、JOYSOUNDについては分析採点マスターが使えて音質も良くなっているJOYSOUND MAX 以降の機種を選ぶといいでしょう。
カラオケで点数の出やすい機種
DAMおすすめ採点
DAMは採点基準が厳しいと言われています。
理由のひとつは音程に対する精度が非常に高いことが挙げられます。
1音でも4分の1単位で音程を感知するとされており、小さい音程のズレにも反応してしまうからです。
もうひとつは原曲の再現性が高いことが挙げられます。
歌のパートの難しい音程やリズム、バックミュージックのリズムや楽器も原曲通りになっています。
しかしこれらのことは裏を返せば原曲に忠実なので、原曲をしっかり聴き込んで覚えた人には違和感なく取り組むことができるといえます。
機種としては最新の「LIVE DAM Ai」をおすすめします。
その中でおすすめの採点機能をご紹介します。
【精密採点DX-G】
歌唱中は音程バーで音程の正誤を確認できるとともに、こぶし・しゃくり・フォール・ビブラートの技法カウントがリアルタイムで見られます。
他にも歌唱後には音程ボーナス、分析レポート、音程正確率、表現力、ロングトーン、安定性、リズム、ビブラートの回数やタイプなどが表示されます。
様々なポイントを評価されるので、自分の歌唱を客観的に知ることができます。
【精密採点Ai】
精密採点Aiは最新機種である「LIVE DAM Ai」だけに入っている機能です。
膨大な歌唱データの機械学習によって誕生した「Ai感性」が表現力をより汲み取ります。
歌唱中の音程バーや技法カウントの他に、Ai感性メーターが感知することでAi感性ボーナスが加算されます。
人によっては同じ曲を歌っても、しゃくりやこぶしの回数が増えることもあるので、自分の歌いぐせなどもより細かく分かるでしょう。
【精密採点DXミリオン】
100点を目指す従来の採点コンテンツと異なり、100点を超えたハイスコアを目指す、という通常にはない採点基準のゲームです。
上手に歌えた分だけ得点が加算され、音程バー通りの演奏が続くとコンボがカウントされ、ボーナスポイントが追加されます。
300万点を超えるスコアが表示されることもあり、ゲーム感覚がより増します。
歌唱力の向上にはあまり役に立たないようにも見えますが、正確な演奏が続くほどボーナスポイントが増えるので、集中力が持続するというメリットがあります。
JOYSOUNDおすすめ採点
DAMに比べてJOYSOUNDの方が採点基準が甘い、といわれることがあります。
音程の精度もDAMほど厳しくない、といわれていますが、実際には曲全体の採点に大きな差が生まれているとは考えにくいです。
またJOYSOUNDは曲によっては歌いやすくするためかアレンジされている部分があります。
バラードでいうとフレーズ最後のロングトーンが短くなっていたり、速めのテンポの曲ではリズムが異なっていたりすることがあり、原曲をしっかり覚えて忠実に歌う人ほど戸惑うでしょう。
もし原曲と少し違うな、と感じたら微調整できるような柔軟性を求められることがあるといえます。
JOYSOUNDも機種としては最新の「JOYSOUND MAX GO」をおすすめします。
その中でおすすめの採点機能をご紹介します。
【分析採点マスター】
歌唱中の音程バー表示の他、歌唱後の総得点、音程、安定感、抑揚、ロングトーン、テクニックの各点数、テクニック詳細として、こぶし、しゃくり、ビブラートの各回数、ビブラートタイプ、リズムの各評価が表示されます。
また、全国平均点、全国順位も表示されます。
【分析採点Ai】
分析採点Aiは最新機種の「JOYSOUND MAX GO」だけに入っている機能です。
歌唱中は音程バー表示の他に、歌が上手に聴こえるポイントを解析したAi機能により、上手く歌うとAiゲージが長く伸び、加算されます。
歌唱後は「分析採点マスター」同様、総得点、音程、安定感、抑揚、ロングトーン、テクニックの各点数、テクニック詳細として、こぶし、しゃくり、ビブラートの各回数、ビブラートタイプ、リズムの各評価が表示されます。
なお、分析採点Aiには全国平均点、全国順位の表示はありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
最近のカラオケの採点基準は精度が高くなっています。
同じ曲を歌っても機種によって大きな差は生まれにくくなっているといえます。
ただしメーカーや機種によって少し傾向が異なりますので、自分に合ったものを選ぶのが良いでしょう。
原曲の再現度にこだわる、歌唱力を向上させたい、という方にはDAMがおすすめです。
人前で歌う機会も多く、機種を問わず柔軟な対応をしたい方はJOYSOUNDも活用するといいでしょう。
機種に関係なく、高得点を狙うためには原曲をしっかり覚え、練習することが必要です。
なお、キーを変えて歌っても採点基準には影響しないので、キー設定で歌いやすい音域に変えて無理なく歌った方が得点は上がりやすくなります。
さらに好きなアーティストだけに固執せず、自分の音域や声の個性を活かし、高いアベレージを出せる曲をレパートリーにしておくと、気持ちに余裕が生まれ、人前で歌う時にも慌てずに済みます。
カラオケをよりよく楽しむために、採点機能を上手に活用しましょう。
ありがとうございました。