PLAYTECHは、サウンドハウス・ギターチームが手掛けるギター・ベースの総合ブランドです。
PLAYTECHについて
エレキギター、ベースギターの他にもアコースティックギター、ギターアンプ、ベース・アンプ、エフェクターなども発売しています。
弦やピック、ギターケースなども扱っています。
ちなみにクリップチューナーもあって、キャリブレーションは固定ですが、精度は±0.5セントです。(お値段ワンコインの500円!)
ラインナップと価格について
さて、ギター本体ですが、タイプがいろいろなものがあります。
ストラトキャスタータイプ(スリーシングル)
ストラトキャスタータイプ(S-S-H)
テレキャスタータイプ
テレキャスタータイプ(P-90)
フライングVタイプ
セミアコースティックタイプ
レスポールタイプ
セミホロウのレスポールタイプ(ハムバッカー)
セミホロウのレスポールタイプ(P-90)
SGタイプ(P-90)
2ハムバッカーのストラトタイプ(アイニバーズのようなタイプ)
エクスプローラータイプ
ミニギター
有名なタイプはほとんど揃っていると思われます。
これらのラインアップにカラーバリエーションが豊富で、
ソニックブルー
ブラック
ホワイト
サンバースト
レッド
チェリーサンバースト
ヴィンテージイエロー
メタリックブルー
ナチュラル
などが揃っています。
レスポールモデルには、キルトトップというものもあります。
お値段がとても安くて、
ストラトキャスタータイプ 税抜き5980円
テレキャスタータイプ 税抜き6980円
フライングVタイプ 税抜き12800円
セミアコースティックタイプ 税抜き 24800円
レスポールタイプ 税抜き12800円
SGタイプ(P-90)税抜き15800円 などとなっています。
セミホロウタイプやハムバッカー搭載のストラトタイプが安価でてに入るのはうれしいですね。
ボディやトップの仕上げ材が良くなると値段が上がるようです。
仕様について
ストラトキャスタータイプのボディ材を見てみると、ホワイトウッドと書いてあります。
これはとても軽い木材で、バスウッドに似た特性を持っているそうです。
ギターという楽器は金属部品に一番お金がかかるのですが、プレイテックのギターは当然、金属部品のクオリティが低いです。
たぶん、安い中華製のパーツを使用していると思います。
ギターピックアップもとてもグレードの低いものです。
ペグもチューニングを合わせてもすぐ狂ってしまうと思われます。
レビューなどを見てみると巻き上げる時は気にならないのですが、緩める時が空回りするようで一度大きく回してから調整する必要があるみたいですね。
元々の値段が値段なので、しょうがないですが・・・
あとは、フレットの端の処理が適当です。
こちらは保管環境にもよるかと思いますがネックからフレットが飛び出してしまうものがあるみたいで、気が付かずにに弾いてしまうと指をケガしてしまいますので、本当に注意してください。
もちろんグレードの高いブランドは同環境で保管してもそんなことはほとんどないと思います。この現象が出て来まうとプレイフォームを崩したり練習の妨げにしかならないのでおすすめできない大きなデメリットとなります。
ペグなどの金属部品をグレードの良いものに交換しても良いですが、元々の木材のクオリティが低いので、それほどの手間をかける効果があるかはわかりません。
ぱっと見では気づきませんがよく見ると作りの粗さが目立ちます。ストラトモデルなどボディとジャックプレートの間に隙間が開いていました。海外生産であっても国産メーカーが手掛ける製品ではまず考えられません。たぶん最終工程での検品は行われていないのでしょう。バックパネルを外すと、スプリングハンガーのネジが同じサイズで無かったり、ハンダ付けも素人仕事のような仕上がりでした。ここまではプレイには問題はありませんが、ネックには違和感を覚えます。フレットの端の処理が雑で手に引っ掛かります。これはヤスリなどで処理するしかないでしょう。
ギターをちゃんと始めようと思っている方にはあまりおすすめできません。
例えば、撮影用・ディスプレイとしてや楽器のクラフトマン志望やメインギターの改造を自分でやりたくて構造を勉強したい、という方は良いかもしれません。
演奏目的の場合はできたら、国産の富士弦楽器のクオリティをおすすめします。
サウンドについて
仕様だけを見ているとバリエーション以外のおすすめ点が少ないプレイテックですがサウンドは悪くないそうです。
ハイグレードのブランド劣っている点としては
・レンジが狭い
・歪ませたときに低域が暴れる
・チューブアンプを使ったときにニュアンスが出しにくい
というような評価がありました。
ただ、こちらはある程度色んな楽器を弾き込んでいる方が分かるレベルですので、プレイテックの音だけ聴いた感じでは特に違和感はないのではないでしょうか。
そういう意味では安価で色々なタイプのギターを選べるのは優れている点とも言えます。
極端な例ですが、レコーディングで1ヶ所だけこのタイプの音が欲しい!でも貸してくれる人もお店もない!という時や、県外などのライブでメインギターが使えなくなってしまった時・どのタイプを買うか迷った時しばらく弾いてみてどちらを選ぶか判断するというつなぎの1本としてであれば使用するという手もあるかもしれません。
プレイテックについて-7弦ギター-
プレイテック7弦ギター、PTR7450FRです。
人気が集中したようで、現在では再入荷の予定がないそうです。
お値段なんと、15,800円!!
スペックは2ハムバッカー、ストラトキャスタータイプ
24フレット、フロイドローズタイプロッキングトレモロ
ボディ材はおなじみのホワイトウッドになります。
ブラックのモデルはフロイドローズのユニットも真っ黒で、まるでアイバニーズの7弦ギターのように見えます。
フロイドローズ搭載のギターといえば、弦を張るのがまず大変ですが、
それが今度は7本になります。
ボディ裏にあるスプリングカバーに穴が6個あります。フロイドローズタイプのブリッジですので、裏から弦を通す必要はありませんが7弦なのに6個の穴とは・・・ストラトモデルと同じパーツを使用しているのでしょうね。ネックとのジョイントプレートも同じものを使っているようです。
プレイテック・クオリティのギターなので、ペグ、ブリッジ、トレモロなどもろもろの調整を自分で行うことになります。ブリッジ自体は弦が外れるようなこともなく、問題なく使えました。ただし本物のフロイドローズと比べればクオリティは低く思われますので、何度か弦交換をしていくうちに不具合が発生することも考えられます。
フロイドローズの程度の低いものは、すぐにチューニングが狂うのでこれも交換したほうが良いでしょう。
更に、7弦ギターなので、ネックの調整は大変だと思います。
例によって値段が値段なので・・・
低音がどうかなども、値段が値段なので考えないようにしましょう!
あくまでも7弦ギターがどんな感じなのかを知るだけのものと考えた方がいいと思います。
ピックアップにEMGを載せようなどとは絶対考えてはいけません。
ネックの耐久性がどこまであるかわかりません。
買う以前に考えるのは、個体差があるのを忘れないようにしましょう。
安い材料、部品を使用して作られているので、これらのことを理解した上で購入するのであれば問題ないと思います。このプライスで7弦に挑戦できるのですから。
最近はアンプシミュレーターが進歩しているので、潰れない程度に歪ませて弾けば誤魔化せるかもしれません。
(というか、7弦ギターを使って演奏するのはヘヴィメタルなので、必然的に歪ませなければならない?)
ついでにプレイテックのロゴもアイニバーズにしておくと、アイバニーズと見分けがつかなくなる(?)かもしれません。
7弦専用ギターピックアップ
もしピックアップ交換する際はご参考にしてください。
DiMarzio DP704
Evolutionの7弦バージョン
タイトでワイドレンジで倍音のピークがすごくいいところにあって
理想のドライブ感が得られます。
DiMarzio DP703
パワー、ミドル、ベースと迫力の3要素をブースト
パワーアップすると品のないものになりそうですが、デュアルレゾナンスコイルの採用でベースにくっきりとした輪郭がでました。
EMG-707
アルニコマグネットを使用した7弦用のピックアップ
構造とサウンド的にEMG85の7弦用です。
Seymour Duncan SH-4-7
JBの7弦バージョン
倍音が出やすく、サスティンとディストーションがブレンドされた高出力 タイプ。
Seymour Duncan Nazgul
7弦用パッシブタイプハンバッカー
タイトな低音に対するレスポンスと、ハイゲインサウンドが特徴的です。
Seymour Duncan Pegasus
アルニコ5マグネットを採用したパッシブモデル
特別にデザインされたコイルを使用し適度な出力とバランスの取れたサウンドが得られます。
Seymour Duncan Sentient
7弦用フロントピックアップ
アルニコ5マグネットとバランス良くアレンジされたコイルによりクリー
ントーンからハイゲインセッティングまでヴィンテージPAFとモダンな
トーンをブレンドした素晴らしいトーンを提供します。
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