今回はアリオンのエフェクターの評判は?というテーマで記事をお届けします。
アリオンのエフェクターの評判は?
ARION(アリオン)は元プリンス通信工業、現上野開発センターによるエフェクターブランドです。
低価格ながら、しっかりとした品質のエフェクトペダルを開発・販売しています。
以前はエフェクターだけではなく、アンプの製造も行っていたようです。
チューナーなども発売していますが、エフェクターと比較すると知られていません。
アリオンのエフェクターの筐体はプラスチックでできており踏むと壊れてしまいそうな感じがしますが、意外と丈夫です。ライブなどで思わず力を込めて踏みつけてしまったりしたときが不安ですが・・・
また、バッファードバイパスとなっていますので、トゥルーバイパス改造することが多いのですが、プラスチックの筐体は穴を開けやすいので改造には適しています。
ツマミもプラスチックですが、これももっと良い品質のものに交換すると高級感が出てきます。
商品の開発と設計は日本で行われています。生産はスリランカで行われているようです。そのほとんどが3000円~4000円という安さなのですがプロ、アマ問わず多くのプレイヤーに支持されています。コンパクトエフェクターはすごく多くのメーカーから発売されております。プライスの幅も広いことから、その中から自分に合ったものを選ぶのは難しいことだと思います。
値段が3000円から4000円なので、楽器初心者にとってお財布にとてもやさしくなっていますので、失敗してもたいして痛くない(?)のでエフェクターの改造の練習をするのに最敵なエフェクターとなっています。
コーラス
SCH-Z コーラスペダル
アリオンを一躍有名にしたのは、マイケル・ランドウがこれの前のモデルSCH-1をボードに入れて使用したことです。
当然、トゥルーバイパス改造されて使用されていましたが、絶版となったため、いまではプレミア価格がついています。
さて、SCH-Zですが、前のモデルとはトーン回路が異なっています。
コーラスの効き方も以前のモデルに比べるとエグく掛かりませんが、気持ちのよいコーラス音が得られます。RATE、DEPTのコントロールで、音質を変えることなく軽いゆらぎから激しいものまで設定することができます。
また、エフェクトをオンにすると音量が上がってしまうという欠点を持っていましたので、音量差をなくしたモデルSCH-ZDも発売されました。旧モデルのSCH-1はスタジオミュージシャン達の使用で人気がありましたが、このSCH-Zはその流れを継ぐモデルで、格安でコーラスの入門機としてもおすすめですが、プロユーズにも対応できる製品です。
バッファードバイパスも改造してトゥルーバイパスに改造するのが常識となっています。
音量差も抵抗を一本交換することでなくすことができます。
値段から考えたらたいへんとコストパフォーマンスの良いエフェクターです。
E.W.S社からモディファイ品が出ていますが、お値段が大変高くなっています。
オーバードライブ
MTE-1 TUBULATER オーバードライブ
TUBELATERチューブレイターではなく、TUBULATERでツブレイターと読みます。もちろん正式にはチューブレーターですが・・・
これはインプットバッファーを省いたTS回路のエフェクターです。
いわゆる、チューブスクリーマーの発展形です。
大変良く出来た質の良いTSペダルとして口コミで広がりました。TS系なので歪ませるだけではなく、ブースターとしても使用できます。
これも、改造の元として使われることが多いです。
クリッピング素子を変えたり回路の定数を変えて、自分の好みのTSペダルにカスタマイズすることが可能となっています。
もちろん、バッファードバイパスはトゥルーバイパスに改造しましょう。
プライスの安さから初心者用として注目されがちですが、音の抜けがよく使い勝手の良さからも評価が高く、上級者まで幅広く愛用されています。
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