自分の声に自信がない....
カラオケで曲を歌ってもあまり声量がない...
そんな自分の「発声」にお悩みはありませんか?
この記事では、簡単にできる自宅での発声練習方法や役立つ練習曲をご紹介していきたいと思います。
今回はカラオケでの「表現力」「抑揚」ついても触れていきますので前回お話ししたこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
カラオケで上手に歌いたい。自宅で発声の練習をしよう!でも近所迷惑にならないか不安・・・
問題ありません!
今からお話しする内容は自宅でできる簡単かつ、近所迷惑にならない発声練習方法4つご紹介します!
ストレッチをしてウォーミングアップ
体の柔軟は、発声には欠かせません。
好きなアーティストのライブ映像などを見ると、歌う前に首や肩を回したりしていませんか?
体の血流を良くすることは体を温め、喉元も柔らかくなり声が出しやすくなります。
まず首、肩を10回ずつ左右に回します。
自分が体がほぐれたな、と感じるまで回して解してあげましょう。
次に表情筋のストレッチです。
口を大きく開けながら「あ」「い」「う」「え」「お」〜、と発音します。
これは歌う時に滑舌を良くするためです。
口の筋肉を緩めて、発音のウォーミングアップをすることで良い発声に繋がります。
リップロールで的確な音程を取る
リップロールとは・・・閉じたまま唇に息を当て、『プルプルプルプル・・・』と唇をふるわせながら行う発声トレーニングです。
リップロールは自然な「脱力発声の練習」「ミックスボイスの練習」「息をスムーズに流し音程を取る練習」になります。
裏声と言われるファルセットから地声の切り替えがスムーズにできるようになったり、ミックスボイス(ファルセットと地声が混ざり合うような中間の声)が出せるようになったりします。
慣れてきたらリップロールをしながら高い音や低い音をつなげて安定した音程をとってみましょう。
また、カラオケで何曲か歌い続けて喉が痛くなってしまうといった人にもリップロール練習はオススメです。
歌う時の適量で息を使うことができ、またリップロールをする際、腹式呼吸も使うので一石二鳥なのです。
リップロールの効果
・正しい音程が取れるようになる
・腹式呼吸を使う練習になる
・ファルセット(裏声)とチェストボイス(地声)の切り替えがスムーズになる
・ミドルボイス(裏声と地声の中間)が出せるようになる
タングトリル(巻き舌)で喉を使わない発声練習
タングトリル・・・上顎(上の歯裏側あたり)に舌を触れさせて「トゥルルルル・・・」と振動させる練習方法です。
子供の頃、良くやっていた人もいるかもしれません。
何かの結果発表をする前にドラムロールを表現したいとき、舌を使って「トゥルルルルル・・・」とドラムロールを表現している人はいませんでしたか?
それが「タングトリル」です。
こちらは「自分の声が小さい」や「滑舌が悪くこもってしまう」といった人にもオススメできる発声練習方法です。
また喉を完全に開き、歌う準備ができるのも「タングトリル」のポイントの一つです。
「リップロール」と同じく、必要な息だけを使って音を出すことができるので喉による負担は一切なく簡単に練習ができます。
初めて「タングトリル」をやる方は少し難しいかもしれません。
どうしてもできない場合は、上の歯裏側に舌をくっつけた状態から舌を離す英語で「La(ら)」の発音をしてみてください。
「La(ら)」の発音をすると、喉が開ききった状態になります。
その発音を繰り返ししてみてください。
鏡を見て自分の喉の開きを観察してみるのもいいかもしれません。
タングトリルの効果
・正しい音程が取れるようになる
・腹式呼吸を使う練習になる
・喉がしっかりと開く
・滑舌が良くなる
・ファルセット(裏声)が出しやすくなる
本当にこれが発声練習?仰向けに寝て鼻歌を歌う
実はこれが一番大事な発声練習なんです。
この練習は「腹式呼吸」を上手に使って歌うための発声練習法です。
なぜ仰向けに寝そべるのか?
それは重力で胸郭の動きが制限され自然と横隔膜主体の呼吸、「腹式呼吸」になりやすいのです。
仰向けで「腹式呼吸」を使って歌う状態をマスターしたら立ってその状態をキープして歌ってみると効果がよくわかるはずです。
今回は自宅での練習方法で「鼻歌」とお話してますが効果は十分あります。
ゲームをしながら、本を読みながら・・・ながら作業でできる簡単な練習法ですのでぜひやってみてくださいね。
仰向けに寝て鼻歌を歌う効果
・胸郭の動きが制限され自然と「腹式呼吸」を使える
・「腹式呼吸」で歌うので喉に負担がない
・立って歌った時に「腹式呼吸」で歌えるようになる
・(胸式呼吸の際)肩を上げることが無くなる
カラオケで発声練習に役立つ練習曲3選
『ドライフラワー』/優里
この曲はバラードに大事な「滑舌」、「抑揚」と、全体の「テンポ」がポイントになってくる曲です。
さらに盛り上がりであるサビの部分に肺活量が必要となるため喉だけで歌うのは負担がかかる曲です。
そこで大事になってくるのが先ほどお話しした「腹式呼吸」になります。
そして、以前お話ししたバラードで大事な表現力、「抑揚」もポイントになってくる曲でもあります。
『ロビンソン』/スピッツ
この曲は「ファルセット(裏声)」「ミドルボイス」、「音程」「リズム」がポイントとなる曲です。
テンポは割と一定ですが、リズム感が大事になってきます。
さらにサビは一気に高くなるため場合によっては「ミドルボイス(地声と裏声の中間)」を使わなくてはいけない人もいるかもしれません。
サビの最後「ルララ宇宙の~」の部分では「ル」の部分だけファルセットになるため、次の歌詞へ声のスムーズな切り替えが必要となる曲です。
リップロールの効果がよく出そうな曲といえますね。
『Pretender』/Official髭男dism
こちらの曲は「リズム」、「抑揚」、「ミドルボイス(裏声と地声の中間)」が主にポイントとなる曲です。
ボーカルの藤原 聡さんの歌は男性にとってはとても高いキーかもしれません。
ですがその高いキーを藤原 聡さんは男性でなぜ歌えているかというと元々地声のキーが高いということもありますが「ミドルボイス」を使っているからなんです。
A〜Bメロまでは男性でもそこまで高く感じないかもしれませんが、サビになるとhiC(C5)の最高音ですのでサビで断念する方もいるかもしれません。「ミドルボイス」を習得してチャレンジしてみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
・まずは声を出しやすいようにストレッチをしてウォーミングアップをしよう
・リップロール練習で正しい音程を取れるようにしよう
・タングトリル練習で「腹式呼吸」を使えるようにしよう
・練習曲で発声練習を活かそう
以上大きく分けて4点お話しさせていただきました。
また「腹式呼吸」を習慣化すると、自然と人と話す時などにも意識され常に腹式呼吸できるようになります。
全ての練習方法はカラオケの高得点にもつながりますので一石二鳥ですよ!
本を読みながら、スマホを見ながら・・・簡単にできますのでぜひ明日からチャレンジしてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。