エフェクターの代名詞、BOSS。
その中でも手にした事が多いであろうod-3。
鉄板のエフェクターですよね~。
今回はこのエフェクターについて徹底的に見ていきましょう!
BOSS od-3 レビュー。ブースターとして高評価!
使い方としてはやはりブースターとして使うのがベターですね。
マーシャル等の歪むアンプに通して使うと最高!
いかにもBOSSという感じの音が嫌いって方もいるかもしれませんが、やはり王道の音がします。
CDでよく聞こえてくる音というか、良くも悪くも王道といった感じですね。
初心者から玄人まで使えます。
初心者の方でも手が出しやすい値段ですし、最初に買ったエフェクターという方も多い事でしょう。
私も初めて買ったエフェクターはこのod-3でした。
しかし当時高校生の私にはいまいち良さが伝わりませんでした。
というのも、やはりめちゃくちゃに歪ませたかったんですよね~。
このエフェクターはそんなに歪みません。
高校生の時に当時のスタジオにはマーシャルは置いてませんでした。
あるのはJCや、YAMAHAのアンプのみ・・・。
そういうアンプで激しいロックのような音を出そうと思うとあまり向いてないですね。
クリーンのアンプに使うとあまり歪まないし、サスティーンも長くないですから「なんだこれ・・・。」とがっくり来たのを覚えてます。
しかし、ブースターとしては非常に優秀!
2段階の増幅回路とダイオード・クリッパー回路により、他の一般的なオーバードライブを超える豊かなゲインやサステインが得られます。ハリのあるブライトなカッティング・サウンドやファットで迫力ある低音弦によるリフ、ツヤのある伸びやかなリード・サウンドまでコントロール可能なオーバードライブです。最大の特長は周波数レンジの広さです。図太い低域にきらびやかな高音域で、粘りのある中音域が響きます。芯のある分厚いパワーコードから、歯切れのいいカッティング、滑らかなリード・サウンドまで幅広く対応します。DRIVEを上げれば、深い歪みと伸びやかなサステインがあらゆるフレーズ、音域にて得られます。
めちゃくちゃ気持ちいい音が出ますよ。
セッティング
アンプで歪ませてod-3のLEVELをマックスに。
そしてDRIVEは0から9時位の間。
TONEはお好みでといった感じです。
ヴィンテージマーシャルやフェンダーのアンプなどはさほど歪まないし、サスティーンもたいして無いため弾きにくいイメージもありますが、これにこのOD-3を合わせると極上のサウンドに変わります。
音は太めで、低音が結構出る印象ですね。
かと言ってヌケが悪いわけではないです。
サスティーンは粘りがあり、長いです。
上品かつワイルドな歪みです。
そしてBOSSのエフェクター全般に言える事ですが、凄く頑丈です。
ちょっとやそっとの事では壊れません。
私は18年前に購入した物を今でも使ってます。
ギターケースに入れて持っていくにはもってこい!
サウンド
この動画を見て頂ければわかると思いますが、クランチからオーバードライブまでこなします。
また、ギター本体のヴォリュームを絞った時のナチュラルさも特筆ものですね。
ちなみにこちらはシングルコイルでの演奏なので、そんなに歪んでいないという側面もあります。
次にこちらの動画をご覧下さい。
ね、歪んでるでしょ?
同じエフェクターでもレスポールだと結構歪むんですよね。
この辺は一つの動画だけを見て判断すると痛い目をみるかもしれないので注意が必要です。
使用法はストラトもレス・ポールも同じですが、クリーン・アンプで単体で使用する場合は、ONとOFFの音量が等しくなるようにLEVELを設定して歪みの量はお好みで設定します。歪んだアンプにブースターとして使用する場合はLEVELを上げて出力を高くし、OVERDRIVEを12時ぐらいに設定すると良いでしょう。
OD-3とSD-1の違い
BOSSのオーバードライブにはご存じSD-1というものがあります。
SD-1は名機OD-1の直系のオーバードライブで、なんと1981年から販売され続けている超ロングセラー商品です。
カラっとした歪みが特徴で、音も抜けやすく使いやすいオーバードライブです。
特にBD-2のようにピッキングのニュアンスに追随しすぎず、ある程度のコンプ感を持った音は初心者でも使いやすいと思います。
これに対しOD-3ですが、発売はSD-1の発売からなんと16年後の1997年です。
SD-1からOD-3が出るまで
その間BOSSはOD-2 Turbo OverDrive、BD-2 Blues Driver、PW-2 Power Driverと3種類(OD-2Rも含めると4種類)オーバードライブを出しています。
OD-2はSD-1にさらに機能を追加した形で発展型OD-1とも言えるものでしたが、イマイチ売れませんでした。
BD-2はご存じの通り今や定番のオーバードライブですが、OD-1とは違いコンプ感は減りピッキングのニュアンスが出やすいものです。
PW-2がBD-2よりさらにコンプ感を無くしたモデルでしが、こちらも短命で消えました。
個人的にはOD-3はOD-2の機能をシンプルにし、より使いやすいものにしたイメージがあります。
音の違い
アメリカンな明るいキャラクターのSD-1に比べるとOD-3はやや暗いトーンのオーバードライブです。
SD-1の発売からOD-3が発売されるまでに音楽シーンも変わり、特にオルタナブームの後という事もありそういったトーンになったのではないでしょうか?
個人的にはSD-1よりふくよかな音の印象があり、ノイズも少なくコンプ感も程よいのでひじょうに使いやすいオーバードライブです。
SD-1とOD-3、どちらを選べばいいかは、乱暴に言ってしまうとアメリカンな音ならSD-1、ブリティッシュな音ならOD-3といった感じです。
もちろんそう感じない方も間違いなくいますので、やはり自分の耳で確かめて下さい。
関連記事