ギターの適切な爪の長さは右手と左手で違う?


今回はギターを弾く時の適切な爪の長さを、右手と左手について考えていきます。

教則本などは小指以外1~1.5ミリぐらい伸ばしておくのが一般的なようですが、爪の

形状、生え方など個人差がありますので、自分に合った長さを見つけましょう。

ギターの適切な爪の長さは右手と左手で違う?

弦を押さえる方の手の爪の長さ

右利きの人は左手、左利きの人は右手にあたる手です。

弦を押さえる手の爪は、基本短ければだいたい問題ありません。

ただ深爪しすぎると弦を押さえる時に指先が痛くなる場合もありますので、深爪しすぎないようにしましょう。

あまりに長すぎるとパソコンのキーボードの操作がしづらい、皿洗いなど家事に影響が

出ます。

が出ます。これらのことからベストな長さというのは案外難しいものですね。

大拙なことは爪のお手入れと保護です。ただ爪を伸ばすだけでは良い音は出ません。

お手入れですが、クラシックの方たちは基本的に爪切りは使わないようです。

そこまで神経質になる必要はありませんが、仕上げはやすりを使って形を整えます。

レスポンスやアタック感に影響が出てくるところですので慎重に仕上げます。

専用のやすりなども販売されています。

そしてネイルグルーなどで爪が割れないように保護しておくとよいでしょう。

フラメンコなどでは歌や踊りに負けないような激しいストロークになりますので、

爪が傷みやすく補強するのが普通です。

プラスティックのような膜でコーティングされ、爪を衝撃から守ってくれます。

 

弦をはじく手の爪の長さ:ピック弾きの場合

右利きの人は右手、左利きの人は左手にあたる手です。

ピックで弾く人の場合、あまりこちらの手の指の爪は神経質に考える必要はありません。

しかし、あまり長いとピックングの際に弦に引っかかったりします。

弦を押さえる手の爪を切る時は一緒に切っておきましょう。

弦をはじく手の爪の長さ:指弾きの場合

爪を使わず指だけでギターを弾く場合です。

この場合爪が伸びると、爪と指の肉の間に弦が入って引っかかったり痛い思いをする事があります。

そういった面では、爪はなるべく短い方がいいのです。

しかし、ストロークを指だけで行うと音量が足りなくなります。

そうした場合ちょっとだけ爪があれば爪に弦を当ててストロークすると音量が出ます。

ですので、爪と肉に弦が入りこまない程度に爪を切っておくといいかと思います。

職業上、どうしても爪が伸ばせない方もいるとは思いますが、爪を使用しない音には

独特の表情があり、捨てがたいものです。

爪と指先の両方を使ったプレイもメリハリが効いた音が出るからオススメです。

 

弦をはじく手の爪の長さ:爪弾きの場合

最近はクラシックギターやフラメンコギターだけでなく、いわゆるスティール弦を使ったアコースティックギターでも爪で弾く人もいます。

やはり指でのピックングに比べると音ヌケがよく、音量も稼げるメリットがあります。

では、この場合の適切な爪の長さはどれくらいなのでしょうか?

もし爪が絶対痛まない、或いは折れない材質であれば、自分にあった長さにすればいいと思います。

しかし、実際にはあまり長いと折れたり割れやすくなります。

ですので、おおよその目安として、だいたい指から1mmくらい伸びたあたりがいいかと思います。

ただし、人それぞれ使うギターも弦も弾き方も違います。

ですので、そこから自分にあった爪の長さを考える必要があります。

考えるポイントはいくつかありますが、まずは弾きやすさかと思います。

自分が爪で弾いている時「お、今日はいつもより弾きやすい」と感じたら、スマホか何かで自分の爪の写真を撮っておきましょう。

また、「今日は音が鳴るな」と感じた場合も同様に爪の写真を撮っておきましょう。

それを繰り返していくとおのずと自分にあった爪の長さがわかると思います。

ただし、技術が向上するとその適切な爪の長さも変わります。

「この長さで良かったはずなのに違和感がある」と思ったら、再度上記に書いた事を行い適切な爪の長さを見つけましょう。

指・爪の関連記事

▶︎小指が短い人・小指が立つ人の対処法とは?

▶︎小指のトレーニング方法とは?

▶︎薬指が動かない時のトレーニング方法とは?

▶︎指が痛い時の対処法とは?

▶︎爪が当たる時の解決策は?

▶︎爪の手入れやコーティング方法とは?