ギターの打ち込みにポップスなどでは需要が多いのが、カッティングパターンかと思います。
カッティングはコードストロークを歯切れ良く弾く奏法です。
ギターの打ち込みでカッティングやストロークのコツ。
発音のタイミングをずらす
ギターで和音を引く場合には、ピックで上から下に引き降ろすダウンストロークと、逆に下から上に弾くアップストロークがあります。
ダウンストロークなら、6弦から1弦へと鳴っており、アップストロークでは1弦から6弦へと鳴っています。
ですので、MIDIデータにおいてもその順番通りに発音をずらしてギターらしい発音にします。
ずらす間隔ですが、カッティングパターンの歯切れの良さにつながってきますので、感覚を狭く取ると歯切れのよい軽い感じの響きになり、広く取ると深い感じとなります。
テンポ120での目安として、狭くて3〜5tick、広めの間隔では8〜12tick
くらいですが、曲のテンポに合わせて変更してみて、いちばんしっくりくる間隔に設定してください。
ゴーストノートの空ピックの音を入れる
空ピックは左手で弦を触れた状態で弾くことを言います。
音自体はゴーストノートになりますが、実音と空ピックの音を組み合わせることによって、リズミカルなパターンが出来上がります。
空ピックの表現方法は、デュレーションの値を思い切り短くすれば良いです。
20ティックくらいで良いと思います。
ベロシティの調整をする
ドラムなどでは、一音単位で強弱をつけますが、カッティングのパターンでは1ストロークの単位で強弱をつけます。
カッティングはオルタネートピッキングになっていますので、ダウンストロークとアップストロークでベロシティの調整をします。
さらに、カッティングパターンによっても強弱をつけます。
こうするとより実際のカッティングパターンを再現できます。
また、1ストロークの中でも一つ一つの音に強弱を付けます。
例えば、Dコードをダウンストロークで鳴らす場合には
- 4弦 D ベロシティ 100
- 3弦 A ベロシティ 94
- 2弦 D ベロシティ 88
- 1弦 F# ベロシティ 106
などとします。
例では6ずつベロシティを変化させましたが、ベロシティは曲調やカッティングのパターンによって変わってきますので、試行錯誤が必要になります。
少しハネ気味にする
単純に16音符で打ち込んでいく場合にくらべ、少しハネ気味にするとノリが出てくる場合があります。
シャッフルの感覚をほんの少しだけ加えましょう。
手動でワウペダルの音を付ける
少々裏技的なものをひとつ紹介します。
打ち込みのギターにワウペダルの効果を加えると格段に打ち込み臭さが無くなります。
この場合エフェクターのワウペダルではなく手動によるイコライザ-やフィルターによる処理でも問題ありません。
むしろ手動でつけたほうが綺麗にいきます。
ポイントはワウの半止めポイントをうまく強調する事です。
また、この方法はベロシティの設定はしなくても問題ないので、作業時間の短縮にもなります。
想像しているよりはるかに効果的なので、一度試してみて下さい。
まとめ
ここまで、書いてきたようにカッティングを打ち込むにはたいへんと細かく設定を変えなければいけませんので、大変で時間の掛かる面倒な作業になります。
近年では、便利なカッティング打ち込み用のソフトが発売されていますので、そちらを利用したほうがはるかに速く効率的と思います。
おすすめソフトは「Funky Guitarist」です。
ギターの打ち込みの音作りについて。
DTMでギターを打ち込んで、最終的に音色を決めます。
単独で決めてギターらしい音にしますが、実機と同じように、他の楽器と混ぜ合わせた時に埋もれてしまわないような音にしましょう。
打ち込みのギターは基本的にアタックが平坦な上にエア感がありません。
まず、アタックが平坦な部分を無くすためにベロシティの設定はしっかりやりましょう。
音が伸びている時も均一に伸びていくので、フレーズごとに微妙に音程や音量を揺らす事も必要です。
時間があれば弦1本1本に違う値をいれてやるとさらに効果的です。
特にクリーントーンの場合はこの辺がかなり重要になります。
また、ソロフレーズの場合はチョーキングの音程の上がり方や音量の変化をきっちりやる必要があります。
この部分がしっかりできていないと、途端に打ち込み臭が出てしまいます。
エフェクター
アンプシミュレーターに入力する前段に、実機のギターと同じようにコンパクトエフェクターで音を加工すると良いサウンドになります。
まず、ギターらしい音といえば、歪ませた音でしょう。
いわゆるオーバードライブサウンドというものです。
もっと歪んだものはディストーションサウンドになります。
フリーソフトでも、チューブスクリーマータイプのエフェクトが必ずあるように、このエフェクターを使うと中域に特徴があるギターらしい音になります。
デジタルサウンドが、アナログサウンドっぽくなります。
緑のボックスに3つのツマミがあるのが、チューブスクリーマータイプのエフェクターです。
サウンドは1KHzあたりがふくらみ、甘い音になります。
これをブリッジミュートで表現すると、ザクザクと心地の良いカッティングサウンドができます。
もっとヘビーな曲では、ディストーションに切り替えると、ズンズンとしたサウンドでバッキングが可能となります。
空間系のエフェクトを前段にかける場合には、カッティングやアルペジオにコーラスをかけます。
音を揺らしたい時には、ディストーションにフェイザーやフランジャーをかける場合があります。
あと、イコライザーやコンプレッサーを使用して音を整えます。
イコライザーでも低域と高域を削り中域を目立たせるようにすると他の楽器とのバランスがとりやすいです。
エフェクターセッティングのコツ
打ち込みサウンドの場合には、実機のギターをライン録音したものとおなじようなものですので、まずライン臭さを消します。
コツはエフェクターを強くかけすぎないことです。
チューブスクリーマーでいうと、Driveの値を大きくしすぎるとあまり良い結果が得られません。
大体、基本のセッティングを12時にして、そこから引いたり足したりします。
実機でもそうですが基本はアンプ(打ち込みの場合はアンプシミュレーター)の音をベースにエフェクターは色付けとして考えると良いでしょう。
アンプシミュレーター
エフェクターを通したサウンドを、ギターアンプシミュレーターに通して実機のギターのサウンドになるようにします。
アンプの種類によりますが、イコライザーのベース、ミドル、トレブル、は基本的に、エフェクターとおなじように12時位置からセッティングを探します。
フェンダー・アンプの場合にはマジック6というセッティングがあるので試してみてください。
マーシャルタイプの場合にはソロの際には、中域を持ち上げると良いです。
現在では、IRキャビネットというものがあり、キャビネットから出た音をマイクで拾った音を再現できますので使ってみると良いです。
またキャビネットシミュレーター単体の物もあります。キャビネットシミュレーターを使うのと使わないのとでは音質がかなり変わってくるのでオススメです。
あとはアンプシミュレーターの後ろに、ディレイとリバーブをかけるとギターサウンドの出来上がりです。
ギターの打ち込み方のコツとは?
ギターの打ち込みはDTMに於いて、難易度が高い作業になります。
普通にベタ打ちしては、音色だけ似たとしても本物のギターのようにはなりませんので、細かいデータの修正が必要になります。
打ち込みデータは音の情報だけですが、ギターの場合には6本の弦の発音のタイミングのズレやミュートされている弦のノイズなどが含まれているので、このあたりを細かく修正して、本物のギターらしくします。
また、6本の弦の発音の大きさも違いますので、ベロシティを上手い具合に調節して、実際のギターに近づくようにします。
ギターのバッキング演奏
・パワーコードを刻む
パワーコードは3和音の3度の音を抜いた、ルートと5度の音を刻むものです。
これにも弦の発音のタイミングの小さいズレが生じるので、タイミングを微妙にずらします。
・ミュートしたパワーコード
ギターのブリッジを手で軽く押さえてミュートして行うパワーコード・バッキングでよく使われます。
これも同じく、ギターの弦の発音のタイミングが微妙にずれるのでそのあたりを修正します。
・アルペジオ
ピアノでもアルペジオを弾きますが、ギターの場合には弦の音の伸びる長さや強弱がちがってくるので、そのあたりを細かく修正します。
・カッティング
アップピッキングとダウンピッキングで音が違い、弦のミュートした音や発音のタイミングのずれを修正します。
ギターソロの演奏法
ギターソロの演奏の仕方には色々と細かい表現方法がありますので、フルピッキングしたギターソロを入力してはギターらしくならないので、ギターらしくなるように細かく修正します。
・ベンディング
チョーキングとも言いますが、これはギターの弦を上に持ち上げて音程を上げるものです。
キーボードでピッチベンドをやりますが、あれと同じです。
ビブラートと同じくギターの場合には上方向にしか音程が変化しません。
・ビブラート
弦を揺らして、音に変化を付けます。
ギターの場合には上方向にしか音が変化しないので、そのあたりを注意してビブラートをかけます。
・ハンマリング・オン、プリング・オフ
弦をピッキングしないで、音を出します。
・アーミング
トレモロアームの付いたギターで行う奏法ですが、これの場合には音程が上下に動きます。
アームアップやアームダウンと呼ばれます。
アーミングでかけるビブラートは音程の変化の仕方が独特ですので、上手く調整しましょう。
他にも
ユニゾンチョーキング
ピッキングハーモニクス
ナチュラルハーモニクス
トレモロピッキング
タッピング
スウィープ・ピッキング などがあります。
ギターの打ち込みのソフトのおすすめは?
DTMで再現度の難しいギターですが、最近では優秀なソフトが発売されて、かなり近く再現できるようになりました。
Electri6ity
これはエレキギターのプレイの打ち込みにはとても優れたソフトです。
KONTAKT PLAYER 5で動作します。
ファイルのサイズが26.94ギガバイトというとても大きなサイズになります。
ギターの種類が8種類です。
ストラトキャスター
テレキャスター
P-90
レスポール
リッケンバッカー
ダンエレクトロ・リップスティック
ES-335
L4
のサウンドを収録しています。
各ギターは1ギターにつき、24ビット/44.1KHzのサンプルとして、24,000個以上使用されています。
各ピックアップ(フロント、リア、ミックス)のサウンドも完璧です。
これらのサンプルサウンドはDIを通したクリーンサウンドで収録されています。
その音を内蔵のマルチエフェクトを使って音を出します。
エフェクトは、フェイザー、フレンジャー、コーラス、リバーブ、ディレイです。
歪みものは、スクリーマー・モジュールとなります。
さらに、アンプシミュレータを使うことにより、より良いサウンドになります。
アンプシミュレータはブリティッシュ、クラシック、クリーン、ジャズ、メタル、モダンロックです。
アーティキュレーションについても完璧で、ダウンストローク、アップストローク、ゴーストノート、ミュート、ハーモニクス、ハンマリング・オン、プリング・オフ、スライド、リリースと全てのフレットと弦の演奏方法を作り出すことが出来ます。
また、アーティキュレーション・モーフィング・テクノロジーとベロシティ・モーフィング・テクノロジーと呼ばれる最先端のスクリプト機能が搭載されています。
これらを使うとデッドなミュートからミュート〜ハーフミュートを経由してサスティンへ、あるいはソフトからサウンドからラウンドなサウンドへと、継ぎ目無くサウンドをモーフィングさせることが可能です。
さらに、アドバンスト・ストリング&フレットボード・ポジショニングは人工知能によって演奏のスピード、タイミング、音程などを自動的に解析し、最敵な弦やフレットを選択してくれます。
レガートエンジンでは、流れるように滑らかなレガート演奏をリアルタイムに作り出します。
コード識別エンジンでは2,000種類にも及ぶコードを自動的に判別し、鍵盤でのコード演奏をギター用ボイシングに変換してくれます。
他にもダブルトラッキング、ユニゾンベンド、ストラム、ピック、トリル、トレモロピック、スライドなどが収録されています。
Ample Guitar M Lite
これは、アコースティックギターの打ち込みに良いフリーソフトです。
コード弾きに対して、ダウンストローク、アップストローク、高音部の3弦をダウンストロークという3つの種類が選択できます。
単音弾きモードももちろんあります。
無償で、これほどのきれいなサウンドが手に入るとは驚きです。
dtmの打ち込みのコツやテクニックとは?
一つの楽曲は、ギター、ベース、ドラム、シンセなどの様々な楽器(音)が鳴ることで形成されます。
なんとなく、楽器が弾けなければ作曲が出来ないと倦厭してしまいがちです。
ですが、DTMでは、「打ち込み」を駆使することで、楽器が弾けない人でも作曲が出来てしまうのです。
打ち込みとは、シーケンサーやDAWなどに演奏データを入力することをさし、打ち込みによって入力されたデータは「MIDI」と呼ばれます。
画面上で打ち込むデータをもとに設定した音源(楽器)を鳴らすわけです。
画面上で打ち込まれたデータですから、生演奏のようなリアルさが表現できなさそうと思われがちですが、そんなことは決してありません。
ちょっとのコツやテクニックによって、生演奏のようなリアルさを出すことも可能です。
もちろん実際に演奏したものとDTMを組み合わせてもOKです。
今回は、DTMの打ち込みのコツやテクニックについてです。
1.楽器は弾けなくとも、コード進行は覚えよう
コード進行とは、伴奏の動き方の指針になるものです。
ギターやベース、ピアノがコードを弾くことが多い楽器です。
コード進行を決めることで、ギターやベースがつけやすくなり、メロディも非常に作りやすくなります。
楽器が出来ない人でも、コード進行は少なくとも勉強するようにしましょう。
YouTubeなどでダイアトニックコードと調べるとコード進行の解説動画などが紹介されています。
大体の曲はダイアトニックコード(+αの編曲)で作られていることが多いです。
2.ベロシティをバラけさせる
どの楽器にも言えることですが、ピアノロールに手打ちで打ち込んでいくと、ベロシティが全て一定に打ち込まれていきます。
それで打ち込んでも曲にはなるのですが、いまいち面白みやリアルさに欠けてしまうでしょう。
例えばギターですと、1本1本弦の音量が違います。
その事を意識し、ベロシティを散らします。
またピッキングは上から弾く「ダウンピッキング」と下から弾く「アップピッキング」があります。
それを意識して、
ダウンピッキング:一番低音を強め
アップピッキング:一番高音を強め
と打ち込んでいくと、非常にリアルさが出てきます。
他の音源(ベース、ドラム)などにもベロシティを散らすテクニックは応用できます。
また、ベロシティの大きさによって発音される音が変わるような音源もありますので、自身の持っている音源をたくさんいじってみることも大切です。
3.コード楽器ならば、発音タイミングをずらす
手打ちでコードを打ち込んでいくと、発音のタイミングが全て同時に打ち込まれていきます。
ですが、生の楽器はコード弾きをしても、全ての音が同時に発音されているわけではありません。
それを考慮し、コード楽器の打ち込みは、それぞれの発音タイミングを微妙にずらしてみましょう。
4.最後に
ベロシティ、発音タイミングをずらすだけでも、非常にリアルさが出てきます。
まずはこれを意識し、打ち込みをしてみると良いでしょう。
dtmでの音圧を上げるテクニック。
テクニックを駆使したり、キャッチーなメロディを考えたりと、考えることは沢山です。
ですがそれだけではなく、DTMでの作曲をする上で大切になる要素の一つとして「ミキシング」「マスタリング」が挙げられます。
自分の作った曲が、CDの音源と比べるとなんだか迫力が無い・・・といった経験はありませんか?
これは、曲の音圧が低いことが原因です。
波形編集ソフトなどでCDに収録されている音源の波形を見ると、みっちり詰まった形になっていることがほとんどです。
これが一般的に「音圧が高い」状態になります。
音圧が高いと、聞いた時の迫力もグンと上がります。
今回は、その方法について解説します。
1.音圧が高い状態とは?
一般的に、音圧が高い状態とは、
・周波数がまんべんなく高い
・音量が高い
この2つの状態を指します。
2.音圧を上げる方法
(1)コンプレッサーを使う
コンプレッサーとは簡単にいうと大きな音を抑え、小さな音を持ち上げる役割を持つエフェクトです。
主に、以下のつまみを設定していきます。
・Threshold(スレッショルド)
入力音が設定したレベルを超えたところからコンプレッサーがかかりはじめます。
がっつりかけたい場合は、どんどん低い値に設定していきます。
・Ratio(レシオ)
どのくらいの比率で圧縮するかを決めるものです。
例えば、2:1だと、入力された音を2だとすると、それを1にして出すということになります。
高い値にすればするほど、圧縮されていきます。
・Attack(アタック)
コンプレッサーがかかりはじめる時間です。
・Release(リリース)
スレッショルドで設定した音以下のレベルになったときに、元の音に戻るまでの時間です。
音圧を上げるためには、コンプレッサーは必ず使うことになるでしょう。
マスタリングの例としては、
- Threshold(スレッショルド)-6~7dB前後
- Ratio(レシオ)3:1(かけすぎると音が歪むので注意!)
- Attack(アタック)5ms前後
- Release(リリース)100ms前後
最初はこのあたりに設定すると良いと思います。
ただしかけすぎにも注意です。
かけすぎてしまうと音圧はあるのに薄っぺらい曲になってしまいます。
そういう時はトラックや楽器によって設定を調整するのが良いです。
(2)マキシマイザーを使う
マキシマイザーとは音圧上げに特化したエフェクトです。
このマキシマイザーを駆使することで、より効率的に音圧を上げることが可能になります。
(3)イコライザーで無駄な周波数を切り取る。
これも、音圧を上げる上で大切な作業です。
各トラックのミックスの段階で、それぞれに楽器に不必要な周波数は、カットして2mixを作成しましょう。
これを行うだけで、音の輪郭がはっきり聴こえるようになります。
(4)ダブリングをする。
ディレイや相違切り替えLRへのパン振りなどを駆使して迫力や音の厚みを増やします。
3.最後に
音圧をCDの音源並みに上げるには、練習が必要です。
また、「どんな音質にしたいか?」を念頭に置きながら、常にミキシング、マスタリングをする必要があります。
最初はうまく出来ないかもしれませんが、練習を重ねていけば綺麗に音圧が出せるようになるはずです。
同じ音源でもミキシングやマスタリングをする人が変われば印象が大分変ってきます。
練習するためには同じ音源で色々なパターンを試してみるのも良いでしょう。
DTMで使用するオススメのエレキギター音源とは?
DTMを使用する上で、「音源」というのは切っても切れない存在です。
ギターやベース、ピアノ、ドラムの音源、クラブ系であればシンセの音源を主として使用するでしょう。
同じギター音源といっても、それぞれ音色としての特徴や、操作としての特徴があり、どの音源を使用するかによって曲の出来あがりも変わります。
今回は、音源の中でも、オススメのエレキギター音源について紹介します。
1.クリプトンフューチャーメディア「ELECTRI6ITY」
エレキギター音源の最高峰と言われている音源です。
音色も非常に生のエレキギターに近く、うまく打ち込めば生の音と遜色無い音を出すことができます。
また、ギターの種類が、「ストラトキャスター」「テレキャスター」「P90」「レスポール」「リッケンバッカー」「ダンエレクトロ・リップスティック」「ES335」「L4」の8種類も搭載されており、これだけの種類が搭載されている音源はこれのみです。
持ち合わせのアンプシミュレータと組み合わせて使用も可能で、自由に音作りができます。
各エフェクトも用意されています。
2.AMPLE SOUND「AMPLE GUITAR」
これもギター音源の定番です。
AMPLE SOUNDからは他にもベース音源なども出ていますが、ギターの音色のリアルさはトップレベルに高いです。
打ち込みも簡単で非常に扱いやすい音源です。
3.Music Lab「Real Strat」
これもエレキギターの定番音源です。
音色はFenderのストラトキャスターの音色のみになります。
細かな音作りできるため、ポップスからジャズまで様々なジャンルに対応出来ます。
例えば、ソロギター、コードバッキング、ミュート、カッティング、アルペジオなど、様々な奏法が打ち込めるようになっています。
また、ピッキングのアップ・ダウンも異なるサンプルを収録しているので、ストラムギターに関してもリアルな表現が可能です。
4.Native Instruments「SESSION GUITARIST - Electric Sunburst」
これは打ち込み音源というよりは、パターン化されたバッキングを打ち込むのに最適な音源です。
自由なリフ演奏はできませんが、MIDI再現が難しいリアルな生音やバッキングを即座に入れたい時など、コードを打ち込むだけでパターン化されたバッキングを演奏してくれます。
音色もリアルなので楽曲でももちろん活躍してくれますが、アイディア出しなどの場面でも活躍してくれる音源です。
5.最後に
ギターの音源は種類が豊富にあるため、選ぶのに困ります。
そんな時は、期間限定でトライアル音源を配布しているメーカーもありますので、それも活用してみましょう。
ぜひ、自分に合った音源を見つけてみて下さい!
DTMで使用するオススメのベース音源とは?
ベースは楽曲の土台となる重要な楽器です。
実際に楽器が弾けない人は、必然的に音源を使って打ち込んでいくことになると思います。
が、ベース音源も沢山の種類があり、どれを買っていいか悩みます。
今回は、オススメのベース音源について紹介します。
1.SPECTRASONICS 「Trilian」
ベース音源といえば、これを持っていれば間違い無い!という音源です。
数多くのアーティストも使用しています。
定価は3万円と安く無いほうですが、セール特価で2万円前後になる時もあるので、セールの間が狙い目です。
かなり大容量の音源なので、ハードディスクの容量には要注意です。
2.IK Multimedia 「MODO BASS」
Trilianと並んで注目されてきている音源です。
サンプリングではなく、コンピューター内に仮想のベースを再現するという物理モデル方式を採用しています。
物理モデル方式の音源はかなり容量が小さく、スペックの低いPCでも余裕をもって使うことができます。
音も良く、ベタ打ちでもリアルな音を出すことが出来ます。
3.Ample Sound P Ⅱ
FENDER PRECISION BASSをサンプリングした音源になります。
Ample Soundはどのシリーズもリアルな音が出て音が非常に良いです。
その中でも、スラップ音は非常にリアルです。
4.Native Instruments 「SCARBEE BASS」
Native Instrumentsから出ているバンドル音源、「Komplete」に内蔵されているベース音源になります。
TrilianやMODO BASSと比べて機能性は劣りますが、Kompleteを買うと必ずついてくる音源でリーズナブルに使用することができます。
5.Junk Spider 「Organic Fingered Bass」
この音源は、他の音源と比べても抜群に音が良いです。
スライド奏法の自由性が高く、これを駆使すると非常にリアルなベースラインを打ち込むことができます。
しかもこの音源は、他の音源と比べて値段が非常に安く、手に入れやすい音源となっています。
欠点としては、スラップ奏法は無いため、スラップを打ち込みたい場合は別の音源を使用しなければなりません。
6.Impact Soundworks「Shreddage Bass II」
数少ない、メタル向けのベース音源です。
6弦ベースで、LowGという超低音域まで鳴ります。
かなりバキバキとした音が出るため、ポップスなどには合いませんが、アタックが強いベースが好みの人は、ロックやメタルに使ってみると良いと思います。
7.最後に
いかがでしたでしょうか?
ベース音源を捜している人は、これを参考にしながら探してみて下さいね。
また、ベース音源の他、ベースのアンプシミュレーターを持っておくと音作りの幅が広がりますよ!
クラブ系サウンドで使われるオススメのシンセ音源
EDMのクラブ系サウンドはもちろんのこと、ポップスなどでも使われる機会の多いシンセサイザー。
もはや膨大な種類があり、生音系音源以上にどれを選ぶか悩むことでしょう。
今回は、そんな膨大な種類のシンセ音源から、特にクラブ系サウンドを制作する上でおすすめしたいシンセ音源について紹介します。
1.Xfer Serum
近年地位を確立しつつあるシンセ音源で、世界中で大人気のシンセです。
現代においてスタンダードなシンセ音源のひとつです。
2つのオシレータとサブオシレータ、ノイズオシレータ、フィルターモジュールなどを駆使し、自由自在なサウンドを創り出すことはもちろん、プリセットを微調整して次から次へと新しいサウンドを作り出すことも可能です。
本格的にクラブ系サウンドを作りたい人は、まず持っておきたいシンセです。
2.Native Instruments Massive
ワブルベースのような中低音が太いベースを作るには必須のシンセ音源です。
同じメーカーのマルチ音源、Kompleteを購入するとMassiveも入っています。
操作は、初心者には少々難しめですが、プリセットも非常に多く販売されているため、プリセットを購入して音作りをしていくことを最初はオススメします。
3.LennarDigital Sylenth1
2007年販売のなかなかの古株の音源ですが、まだまだ活躍しているシンセ音源です。
音抜けが良く、その上容量も軽いです。
どの帯域の音色も作り出すことができますが、どちらかというとウワモノに使いやすいシンセです。
4.reFX Nexus2
備え付けのプリセットをそのまま出すようなシンセ音源ですが、その一つ一つの質が素晴らしく、これもまたたくさんの人が使っているシンセです。
容量も少ないため、何台立ちあげてもPCが重くなりにくいです。
プリセットからあまり変化をつけられないので、「ああ、Nexus2の音だな」と聞く人によっては分かってしまうことが難点ですが、それでも大人気音源です。
日本には正規代理店がないため、メーカーから輸入する必要があります。
5.Vengeance Sound Avenger
ハイファイなサウンドが特徴のシンセ音源です。
音はトップレベルに良く、プリセットも使いやすい音が揃っています。
PC負荷は高めなので、それなりのPCスペックが必要になります。
6.最後に
いかがでしたでしょうか。
今回はクラブ系では王道に使われているシンセ音源を紹介しました。
どれも最高級の音がしますので、ぜひ一度試してみて下さい。