B’zのギタリストである松本孝弘さんは、これまでに様々なギター・ストラップを使用してきています。
ギターを弾く人でも、弾かない人でも、彼のファンはやはり同じギター・ストラップが欲しいため、ギター・ストラップを専門に製作している所へ、「B’zの松本さんと同じギター・ストラップを作って欲しい」との依頼が多いらしいです。
オーダーは多いそうですが、材料その他色々な事情で、全く同じものを製作する、という訳にはいかないようですが。
今回は、松本氏が使用しているストラップの中でも、特に有名なものを挙げてみたいと思います。
松本孝弘さんのギター・ストラップについて。
「玲」の文字が入ったストラップ
ストラップの端に「玲」の文字が入っているもので、数年前から使用しているようです。
B’zのファン、もしくは松本氏のファンであれば誰もが知っている事のようですが、松本氏は「玲」という文字に特別な思いを持っているようです。
ギター・ストラップだけでなく、愛用しているFujigenのアンプ、ワウ・ペダル、ピック、そして左肩に「玲」の文字のタトゥーも入れています。
この「玲」という文字には、玉や金属が触れ合って鳴る音、美しく透き通るような音、を意味する感じだそうです。
きっと彼の理想とする音のイメージではないでしょうか。
「玲」の意味するような音を追求する事が、松本氏の目標なのかもしれません。
「玲」の文字が入ったストラップを製作したのは、2013年に佐々賢太氏が立ち上げたアクセサリー・ブランドの「Satanta」です。
ネイティヴ・アメリカンの伝統的な工芸デザインがベースになっているようで、現代のアート感覚も取り入れたこの製品は人気が高いです。
小さな工房にもかかわらず、質の高い製品を多く作っており、ギター・ストラップだけでも多くのミュージシャンから注文を受けているようです。
今はかなりの注文を受けているようで、大人気のブランドになっています。
クロムハーツ製のストラップ
「TAK」の文字と多数のクロスが散りばめられた、クロムハーツ製のストラップも有名です。
クロムハーツは超の付く有名ブランドですので、製品は非常に高価なものが多いです。
松本氏のストラップも金額に換算すると、数十万円はするであろうと言われており、ギター・ストラップとしは非常に高額でしょう(通常のギターが買えてしまいます。)。
松本氏はクロムハーツが好きなようで、クロムハーツ製のピック型ペンダント、ワイン・オープナー、果てにはクロムハーツ製の家具まで所有しているとのことです。
このクロムハーツ製のギター・ストラップも、やはり松本氏のファンには非常に人気があります。黒の皮革に燻んだシルバーのデザインは、彼のイメージにマッチしていると言えます。
柄はカービングされたものではなく、別途に加工された革製のものが縫い付けられています。
「TAK」の文字も本体を切り抜いて加工されたようで、こちらも複数のパーツが交互に重なったように縫い付けられているようで、製作にはかなりの時間と技術が必要とされたと思われます。
ネットで検索してみると、松本氏のギター・ストラップに似た(おそらくコピー製品)ものがたくさんヒットします。さすがに「TAK」の文字は入れられませんが、実際に同じ素材・同じ仕様のものをオーダーしたら、数万円程度では作る事は出来ないでしょう。
西陣織のストラップ
西陣織のギター・ストラップというと、ちょっと想像がつかずに驚いてしまいます。
2005年頃に使用されたもののようですが、現在まであまり出番がないようです。
未確定情報で申し訳ないのですが、松本氏が知り合いの方からプレゼントされたもののようで、あまり頻繁に使用されないのかもしれません。
このような和柄のギター・ストラップを使用しているギタリストというのは、意外と少ないような気がしますので、新鮮でおしゃれな感じがします。
COMFORTのストラップ
B’zの以前のツアーで、Comfortのストラップも使用していたと思います。
Comfortのストラップは、一般の方でも入手しやすいですが、松本氏が使用していたのは特注品だったと記憶しています。
Comfortのストラップは、その名のとおりに非常に使い心地の良いギター・ストラップです。
素材はネオプレインというものが使用されており、伸縮性が高い素材です。
そのため、ギターを肩から吊り下げている、というよりも身体の方に引き上げているような状態になるため、肩への負担が小さく、長時間の演奏にも向いています。
長期で使用する事で、楽器にも身体にも優しい仕様になっているストラップです。
最後に
松本氏の使っているギター・ストラップについて見てきました。
ここで紹介した他にも、多くのギター・ストラップを所有しており、使用していると思います。
やはり超一流と言われるギタリストは、ギターだけでなく、アクセサリや細部に渡るまで拘りを持っているものですね。
その繊細さが、より質の高い音楽を目指す気持ちにも現れているのだと思います。
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